不動産売却エピソード

No.001 引退後、仕事場を売却したい
【お客様の背景】
■ご相談内容:売却
■氏名:S・N 様
■年代:70 代
■ご職業:自営業
■お住まいの地域:倉敷市
■ご相談の地域:岡山市北区
■売却理由:資産処分
■お問合せ方法:看板
【ご相談内容】
⾧年続けてきた畳屋の仕事を引退しようと考えている。
事務所兼倉庫として使ってきた土地建物を売却し、これからの生活のプラスαにしようと考えている。
隣地所有者とは先代より犬猿の仲で、境界の問題で過去トラブルが何度かあり、裁判をした事もある。
3 か月ほど大手の不動産会社に販売を依頼していた。購入したい方からの意思表示はあったが、納得がいく条件ではなく、その人とはご縁が無かった。
【ご提案した解決策】
築50年を超える建物で、そのまま使うためには大幅に改装する必要があり、用途が限られている為ターゲットが少ない。
更地にすれば境界確定協議もしやすいし、新築プランをイメージしやすいですが、売却が決まる前に解体するのは売主にとって費用が先にかかってしまいます。そこで、現況のままで売出を開始し、買主様の希望に合わせて提案していくいう手法を提案しました。
結果、新築アパートを建設する希望の買主様がみつかり、建物付きの現況のままでご購入頂き、新築アパートを建設する予定だった業者さんが解体を行い、境界確定を行った上で新築着工へと取り掛かることができました。
【担当営業として大切にした要点】
売主様が最も気にされていたのは隣地との境界のトラブルでした。
話を進めていく上で、境界確定の事、解体条件の事、価格条件のことなど、いつまでに、だれが、どんな動きをするのかを明確にし、随時共有していきました。
その結果、先代からトラブルになっていたという隣地の方にもご理解頂き、無事お取引を完了することができ、購入希望者様にも喜んで頂く事ができました。
著者
株式会社ウェーブハウス 倉 正樹
一つとして同じものが存在しない不動産。所有者様やご家族様、周辺の方々の思いも考えも異なることがあります。当事者の方のご状況やご希望をしっかりお聞きし、専門家の立場としてご提案できるよう、日々人間力・不動産知識を磨き続けてまいります。