
【岡山市編】希望通りの相続を実現させるため、遺言書を作成した事例
岡山市における、「希望通りの相続を実現させるため、遺言書を作成」するまでを弊社が担当した事例を基に、関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた「想定事例」として3つご紹介します。
岡山市にお住まいのH様が、「相続トラブルを回避するため遺言書を作成した事例」

お客様の相談内容
●物件 概要
所在地 | 岡山市北区津高 | 種別 | 一戸建て |
---|---|---|---|
建物面積 | 115.06m² | 土地面積 | 245.92m² |
築年数 | 51年 | 成約価格 | ― |
間取り | 5DK | その他 | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの70代のH様です。
H様は最近、持病が悪化してきたため自分の亡き後のことを考えるようになりました。
特に相続に関しては気がかりであり、適切に手続きを進めたいと考えています。
H様はお父様から引き継いだ市内にある先祖代々の土地について、妻ではなく血族である弟に引き継がせたいと考えています。
しかし、法定相続では通常、配偶者が優先されるため、土地を弟に確実に引き継がせる方法を知る必要があり、不動産会社に相談しに行くことにしました。
解決したいトラブル・課題
課題
先祖代々の土地を妻ではなく弟に引き継がせたいが、どのような手続きをすればよいのかわからない。
不動産会社の探し方・選び方
H様は、相続不動産に知見がありそうな近くの不動産会社に相談することにしました。
いくつかの不動産会社を訪れ、そのなかで
・司法書士など士業と連携しており、法律的な問題もサポート可能だった
・丁寧・親切に対応してくれた
上記2点で信頼できると感じたウェーブハウスに相談することにしました。
H様の「トラブル・課題」の解決方法
弊社はH様の意向を伺い、連携している司法書士と相談し、適切な手続きを検討しました。その結果、司法書士のアドバイスをもとに「遺言書を作成すること」を提案しました。
1.遺言書を書く際の重要ポイント
遺言書を書く際は以下のポイントを重視して書くと良いでしょう。
①遺言の内容を明確にする
・「土地は弟に相続させる」と明確に記載することで、解釈の違いによるトラブルを防ぐ
②遺留分に配慮する
・法定相続人(配偶者や子ども)には遺留分という最低限の取り分が法律で保証されているため、その点を考慮する。
・遺留分を請求される可能性を減らすため、事前に相続人と話し合う、または遺留分を考慮した財産分配を検討する。
③遺言執行者を指定する(遺言の内容を実現するために必要な手続きを担当する人)
・相続手続きをトラブルなく進めるため司法書士や信頼できる人物を遺言執行者に選ぶ
2.「結果」
H様は弊社と連携している司法書士のサポートを受け、遺言書を作成することに決めました。
遺言書には「先祖代々の土地は弟に相続させ、他の資産は妻に相続させる」と明記しました。
H様は相続トラブルが起こらないよう、家族にも事前に説明を行い、「弟に確実に土地を引き継がせる手続きを整えることができた」と安心されていました。
岡山市にお住まいのU様が、「自分の亡き後、妻が自宅に住み続けられるように相続対策を行った事例」

お客様の相談内容
●物件 概要
所在地 | 岡山市中区藤崎 | 種別 | 一戸建て |
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建物面積 | 74.52m² | 土地面積 | 195.44m² |
築年数 | 42年 | 成約価格 | ― |
間取り | 4LDK | その他 | ― |
相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの60代男U様です。
U様のご両親はともに60代で他界されていたため、ご自身の寿命についても考えるようなり、亡き後の相続について検討するようになりました。
U様には血族としてお兄様がいたものの、妻がこの先も自宅に住み続け、不自由なく暮らしていけるようにすることを最優先に考えた結果、自宅を含めたすべての財産を妻に引き継がせることにしました。
解決したいトラブル・課題
財産を妻だけに引き継がせたい。
U様は、財産が妻だけでなく兄にも分割されてしまう可能性を懸念しています。
特に現在お住まいの自宅はどのような手続きを行えば確実に妻が引き継ぎ、住み続けられるのか不動産会社に相談することにしました。
不動産会社の探し方・選び方
U様は、近くの不動産会社にいくつか問合せ、その際に下記の2点を重視して依頼先を決めることにしました。
・不動産の相続に関して手厚いサポートが可能
・不動産相続における法的なことも詳しく教えてくれる
最終的に、相続不動産に知見があったウェーブハウスに依頼することにしました。
U様の「トラブル・課題」の解決方法
U様は自身の財産を奥様だけに相続させることを希望していました。
しかし、「法定相続人」というものが決められており、U様の懸念通り、奥様だけに簡単に引き継ぐことは難しいです。
1.「法定相続人」とは
法定相続人とは、民法で定められた被相続人(亡くなった人)の財産を相続できる権利を持つ人のことです。
法定相続人には、順位や相続割合が決められており、親族関係によって相続できる割合が異なります。
【法定相続人】
配偶者は常に相続人となる
配偶者は常に法定相続人となるが、単独で相続できるわけではなく、他の法定相続人と分割する必要があります。また、他の相続人には以下のような相続順位が決められています。
第一順位:子(直系卑属)
子どもがいる場合、配偶者と子が相続人となり、それぞれ1/2ずつの割合で遺産を分けます。
第二順位:両親(直系尊属)
子どもがいない場合、両親(存命の場合)が相続人となり、配偶者と両親で相続分を分けます。その際、配偶者が2/3、両親が1/3の割合で相続します。
第三順位:兄弟姉妹
子ども、両親もいない場合、兄弟姉妹が相続人となります。
配偶者が3/4、兄弟姉妹が1/4の割合で相続します。
U様のご両親はすでに亡くなっており、お子様もいなかったため、奥様とU様のお兄様が法定相続人となります。
そのため、弊社は特定の人に財産を相続させる方法として遺言書作成を提案しました。
兄弟姉妹は法定相続人に含まれますが、配偶者や子、親とは異なり遺留分を請求する権利が認められていません。
つまり「自宅を含めたすべての財産を妻に相続させる」と明記することで、U様の希望通りに奥様へすべての財産を引き継がせることが可能となります。
2.「結果」
U様は弊社の提案を受け、遺言書を作成することにしました。
U様は遺言書を作成したことで「妻が安心して生活できるように準備ができた」と安心されており、U様の希望通りの相続を実現できるようになりました。
岡山市にお住まいのA様が、「遺言書を作成することで納得のいく相続を実現できる目処が立った事例」

お客様の相談内容
●物件 概要
所在地 | 岡山市中区海吉 | 種別 | 一戸建て |
---|---|---|---|
建物面積 | 128.41m² | 土地面積 | 200.52m² |
築年数 | 48年 | 成約価格 | ― |
間取り | 5DK | その他 | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの70代のA様です。
数年前に奥様を亡くされ、子どもたちも独立し家を離れているため、現在は1人暮らしをされています。
A様はお住まいのご自宅を自身が亡くなったあとも誰かに活用してもらいたいと考えていましたが、子どもたちはすでに持ち家があり、自宅を相続しても活用する予定はないとのことでした。
そのため、ほかに活用してもらえる良い方法がないか不動産会社に相談することにしました。
解決したいトラブル・課題
自分が亡くなった後、自宅を誰かに活用して欲しい。
不動産会社の探し方・選び方
A様は、相続不動産や資産の有効活用について幅広く提案できる不動産会社を探し、以下の点を重視して相談先を決めました。
・相続対策や不動産活用に関する実績がある
・地域に密着しており、地域性を考慮した最適な活用方法を提示してくれる
いくつかの不動産会社を訪問し、比較した結果、重視した点に加え、親身に話を聞いてくれたウェーブハウスに相談することにしました。
A様の「トラブル・課題」の解決方法
A様は自身の死後、なにかしらの形で自宅を活用してほしいと考えていらっしゃいます。
そのため弊社は「遺贈寄付」を提案しました。
1.「遺贈寄付」とは
遺贈寄付とは、自身が亡くなった後に、遺産の一部または全てを慈善団体やNPO法人、自治体、学校、公益財団法人などに寄付することです。
遺贈寄付は以下のメリットが得られます。
・社会貢献ができる
・公益法人など一定の条件を満たす寄付先であれば相続税が非課税になる場合がある
・相続人がいない場合でも資産を有効活用できる
2.「結果」
A様は弊社の説明を受け、自宅を慈善団体に遺贈寄付することに決めました。
また、A様は自身の死後、確実に遺贈寄付が行われるように弊社の提携する司法書士のサポートのもと、A様の意向がきちんと伝わる遺言書を作成しました。
A様は「自宅が有効に活用される道筋をつけることができた」と安心されていらっしゃいます。