【岡山市編】老老相続における問題を解決できた事例
岡山市において、「老老相続における問題を解決」するまでを弊社が担当した事例を基に、関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた「想定事例」として3つご紹介します。
岡山市にお住まいのM様が、
「不動産会社のサポート受け、相続不動産の売却が終えられた事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
| 所在地 | 岡山市北区 | 種別 | 一戸建て |
|---|---|---|---|
| 建物面積 | 186.47m² | 土地面積 | 305.88m² |
| 築年数 | 56年 | 成約価格 | 1,400万円 |
| 間取り | 7LDK | ― | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの70代M様です。
お母様が亡くなり、同じく70代の弟様と2人でご実家を相続しました。
弟様は要介護2であるため、M様は弟の今後の介護費用を確保するため、ご実家の売却をすることにしました。
しかしM様は、相続手続きに伴う書類作成や銀行・役所への往復が難しい状況でした。
ひとまず、売却相談をするため近くの不動産会社へ行くことにしました。
解決したいトラブル・課題
課題
実家の売却をしたいが、体力的に相続手続きが進められていない。
不動産会社の探し方・選び方
M様は近くの不動産会社にいくつか電話で問い合わせ、その中で
・最も丁寧に対応してくれた
・無料査定も行っている
上記2点で気軽に相談できそうと感じたウェーブハウスに決めました。
M様の「トラブル・課題」の解決方法
M様も弟様も70代とご高齢でいらっしゃることから、本件は「老老相続」にあたるケースといえます。
「老老相続」とは、高齢の方から同じく高齢の方へと財産が引き継がれる相続のことです。
相続手続きは、高齢者の方だと必要書類の準備など、負担に感じることがあると思います。
不動産会社の中には相続手続きをサポートしてくれるところもありますので、M様の負担を最低限にしてくれる不動産会社の選び方をお伝えしました。
1.「相続不動産」を売却する際の不動産会社の選び方
① 士業との連携体制があるか
不動産会社が弁護士や司法書士などの専門家と連携している場合、相続手続きに関する負担を大きく軽減できます。
相続登記や必要書類の準備など、専門知識が求められる手続きもスムーズに対応してもらえるため安心です。
② 相続と売却を一括でサポートしてくれるか
相続手続きと不動産売却を別々に進めると、時間も手間もかかりがちです。
相続から売却までをワンストップで対応してくれる不動産会社であれば、手続きをまとめて進めることができ、全体の負担を大幅に軽減できます。
③ 地域に密着した会社であるか
地域に根差した不動産会社は、地元の市場動向や買主のニーズに詳しく、適正な価格での売却が期待できます。
また、地元のネットワークを活かして、効率的に購入希望者へ物件を紹介してもらえる点も大きなメリットです。
④ 親身な対応をしてくれるか
相続や不動産売却は、多くの方にとって初めての経験です。
だからこそ、丁寧に寄り添ってくれる担当者がいる不動産会社を選ぶことが大切です。不明点をわかりやすく説明してくれたり、不安に寄り添ってくれる会社は、心強いパートナーとなるでしょう。
「結果」
弊社の紹介も含めてご説明させていただき、M様に「ウェーブハウスは、私にピッタリですね。」と言っていただきました。
M様には、弊社が提携している司法書士のサポートを受け、相続手続きを無事に完了することができました。
ご実家も売却活動を開始してから約5ヶ月で買い手が見つかり、弟様の介護費用を確保することができました。
現在、M様は「自分たちだけでは手続きを進められませんでしたが、たくさんサポートしていただき、無事売却することができました。そのお陰で介護資金の不安も解消できました。」と弟様と安心して生活を続けられています。
岡山市にお住まいのS様が
「生前に不動産を売却することで老老相続のリスクを回避できた事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
| 所在地 | 岡山市南区 | 種別 | 一戸建て |
|---|---|---|---|
| 建物面積 | 113.85m² | 土地面積 | 210.47m² |
| 築年数 | 52年 | 査定価格 | 1,600万円 |
| 間取り | 4LDK | その他 | 7年前にリフォーム |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの70代のS様です。
S様は現在、お父様から相続されたご実家で弟様とお二人で暮らしていらっしゃいます。
お二人とも独身のため、将来的にどちらかが亡くなった場合、もう一方が相続人となります。
特に、ご実家は1人で住むには広く、管理が負担になることが予想できます。
そうした将来を見据えて、S様兄弟は話し合い、「施設への入居や医療費の備えとして実家を売却して、二人で小規模な賃貸住宅へ住み替える」ことで話がまとまりました。
S様兄弟は売却相談のため、不動産会社に行くことにしました。
解決したいトラブル・課題
課題
兄弟双方の老後の費用を確保しつつ、将来の負担の種になる不動産を整理したい。
不動産会社の探し方・選び方
S様はいくつかの不動産会社を訪問した結果、その中で、
・士業とも連携があることから相続について専門的なアドバイスも可能だった
・住み替え用の物件をたくさん紹介してくれた
上記2点で安心して任せられると感じたウェーブハウスに相談することにしました。
S様の「トラブル・課題」の解決方法
S様の相続人は弟様のみであり、お二人とも高齢のため老老相続となります。
不動産における老老相続はリスクが伴うため、生前に整理しておくことが重要です。
1. 不動産における老老相続のリスク
① 相続手続きが滞る可能性
不動産の相続手続きは煩雑で専門的な内容を含むため、高齢の相続人が一人で対応するには大きな負担となり、手続きが進まなくなることがあります。
② 不動産管理の負担が大きくなる
相続人が高齢である場合、体力や健康面の問題から、不動産の管理や維持が困難となり、物件が放置されてしまうリスクが高まります。
③ 判断能力の低下による売却の難航
年齢を重ねるにつれて判断能力が低下すると、売却手続きに支障が出る可能性があります。これにより、適切なタイミングでの売却ができず、物件が将来的に「負の遺産」となってしまう恐れもあります。
「結果」
S様兄弟のご実家は売却活動を開始してから4ヶ月で買主が見つかりました。
その後、市内中心部のバリアフリー賃貸へ転居し、「将来の入院や施設入所にも備えられる資金ができた」と安心していらっしゃいました。
岡山市にお住まいのK様が、
「認知症の相続人がいたが、スムーズに相続手続きができた事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
| 所在地 | 岡山市東区 | 種別 | 一戸建て |
|---|---|---|---|
| 建物面積 | 106.46m² | 土地面積 | 312.52m² |
| 築年数 | 60年 | 査定価格 | 500万円 |
| 間取り | 4LDK | その他 | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの70代K様です。
お母様が亡くなり、ご実家と金融資産をお姉様とともに相続することになりました。
しかし、お姉様は80代と高齢で認知症も患っています。
K様には別に持ち家があり、お姉様も施設に入所されているため、ご実家には誰も住む予定がありません。
そのため、K様はご実家を売却し、その売却益を金融資産と合算し、お姉様と分けることを考えています。
しかし、お姉様は認知症のため意思疎通が難しく、遺産分割協議が進みませんでした。
K様はひとまず、ご実家の査定をしてもらいに不動産会社に相談してみることにしました。
解決したいトラブル・課題
課題
姉が認知症のため遺産分割協議が進まない。
不動産会社の探し方・選び方
K様は市内の不動産会社にいくつか問い合わせた結果、
・認知症に関する相続問題にも知見があった
・相続手続きのサポートが可能だった
上記2点が決め手となったウェーブハウスに相談することにしました。
K様の「トラブル・課題」の解決方法
K様はお姉様が認知症のため、意思疎通が難しく、遺産分割協議が進まないと困っていらっしゃいました。
今回のように、認知症の相続人がいる場合は「成年後見制度」で解決することができます。
1.「成年後見制度」とは
成年後見制度とは、認知症や知的障害、精神障害などにより判断能力が十分でない方を法的に支援する制度です。
家庭裁判所が選任した「成年後見人」が、本人の代わりに財産管理や契約手続きなどを行い、本人の利益を守ります。
制度の利用には、家庭裁判所への申し立てが必要です。
<成年後見制度の基本的な流れ>
1. 家庭裁判所に成年後見の申し立てを行う
2. 裁判所が後見人を選任する
3. 選任された後見人が、相続や不動産売却などの手続きを代行する
「結果」
K様は「成年後見制度」を利用することに決め、家庭裁判所に申し立てを行いました。
その後、約3ヶ月で後見人選任~相続登記完了まで完了しました。
K様のご希望通り、ご実家を売却して、その売却益と金融資産を合算して分け合うことで話がまとまりました。
現在は弊社と売却準備を行っています。