【岡山市編】相続不動産の売却に加えて住み替えを行った事例
岡山市において、「相続不動産の売却に加えて住み替え」するまでを弊社が担当した事例を基に、関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた「想定事例」として3つご紹介します。
岡山市にお住まいのB様が、
「相続実家を売却し、老後を見据えて住み替えを行った事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
| 所在地 | 岡山市北区 | 種別 | 一戸建て |
|---|---|---|---|
| 建物面積 | 112.36m² | 土地面積 | 220.75m² |
| 築年数 | 45年 | 成約価格 | 1,200万円 |
| 間取り | 4LDK | その他 | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの50代B様です。
お父様が亡くなり、岡山市のご実家を相続することになりました。
B様はお父様の介護のためにご実家に住んでいましたが、お父様が亡くなったため独り暮らしをされています。
しかし、ご実家は1人で住むには広すぎるため、売却して独り暮らし向けのコンパクトな物件に住み替えることに決めました。
B様はご自身の年齢を考えると老後のことも視野に入れて住み替え先を選ばなければならないと思っていますが、何を基準に選べば良いのか分かりませんでした。
解決したいトラブル・課題
課題
実家を売却して、暮らしやすい独り暮らし向けの物件に住み替えたい。
不動産会社の探し方・選び方
B様は近くにある不動産会社をネットで検索し、その中で
・相続不動産の売却実績が豊富そうだった
・岡山市の不動産をたくさん取り扱っていそうで良い住み替え先を紹介してくれそう
上記2点で安心して相談できると感じたウェーブハウスに決めました。
B様の「トラブル・課題」の解決方法
B様の話を詳しく聞いたところ、「ご実家を売却し、住み替えを行いたい」とのことでした。
また、老後を見据えた住み替え先を選びたいとおっしゃっていました。
1.老後を見据えた住み替え先の選び方
① 日常生活が“近くで完結”する立地を選ぶこと
・スーパー・ドラッグストア・病院・銀行・郵便局・バス停が近い
・坂道や階段が少なく、平坦で歩きやすい
・夜道が明るく、治安が良い
理想は「生活圏が徒歩15分以内で済む場所」が望ましいでしょう。
② 医療・介護へのアクセス
・徒歩・バスで通いやすい内科・整形外科・歯科・眼科が揃っている
・緊急時に駆けつけられる総合病院が車で15分以内
・将来的に介護が必要になっても、訪問介護・デイサービスなどが利用しやすいエリア
「もし介護が必要になったら?」を少し先取りして考えるのがコツです。
③ 心の居場所としての“つながり”
・同世代の人が多いエリアやマンション
・地域の交流サロン・ボランティア・趣味の教室がある
・管理人や見守りサービスがある物件
ひとり暮らしの場合は、孤立しない環境をつくることが大切です。
「安心して声をかけられる人がいる」ことが、老後の最大のセーフティネットになります。
「結果」
B様は老後のことも視野にいれ、駅徒歩10分圏内で周辺にもスーパーなどが立ち並ぶ立地の良い賃貸マンションに住み替えることに決めました。
住み替え用の物件探しと並行して行っていたご実家の売却活動も順調に進み、約3ヶ月で買い手が見つかりました。
B様は「実家を手放す寂しさはあったけれど、次の暮らしを前向きに考えることで気持ちが整理できた」と話され、満足しているご様子でした。
岡山市にお住まいのK様が、
「相続した実家を売却し、無理のない住み替えと資金活用を実現した事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
| 所在地 | 岡山市南区 | 種別 | 一戸建て |
|---|---|---|---|
| 建物面積 | 124.87m² | 土地面積 | 260.42m² |
| 築年数 | 53年 | 成約価格 | 1,300万円 |
| 間取り | 5DK | その他 | 一部リフォーム済み |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの50代のK様です。
お父様は、奥様に先立たれ、一人暮らしをされていましたが、心配したK様がご夫婦でご実家へ移り住み、共に暮らしてこられました。
しかし先日、お父様も亡くなり、ご実家を相続しましたが、ご夫婦お二人で暮らすには広すぎることから、売却することにしました。
そして、ご夫婦二人で暮らすのに適した住まいへ住み替えるご予定です。
売却によって得たお金は、住み替え先への引っ越し費用に充てるとともに、老後資金として一部を貯蓄に回すこともお考えです。
ひとまず、ご実家の査定をするため不動産会社へ相談することにしました。
解決したいトラブル・課題
課題
実家の売却益を計画的に使いたい。
不動産会社の探し方・選び方
K様は市内にある不動産会社に電話で問い合わせ、その中で
・さまざまな専門家がいるため、不動産以外のことも相談にのってくれそう
・資産形成についても知見があった
上記2点が決め手となったウェーブハウスに相談することにしました。
K様の「トラブル・課題」の解決方法
K様夫妻は相続したご実家を売却し、そこで得た売却益を計画的に使うにはどうしたらよいかと悩まれていらっしゃいました。
1.相続不動産の売却資金の活用プラン
K様夫妻はご実家の売却益を「住み替え時の引っ越し費用」に充てる一方でいくらかを「老後のための貯金」にも回したいとおっしゃっていました。
① 売却価格から差し引かれる費用を把握する
・仲介手数料
・登記費用・書類費用
・譲渡所得税 など
② 住み替え先の条件を明確にする
・購入か、賃貸か
・新築か中古か
・現金で買うか、ローンを使うか など
③ 安心できるバランスを意識する
・引っ越し費用(引っ越し代、家具家電購入、敷金礼金、仲介手数料など) 20〜30%
・老後のための貯金(医療費や予期せぬ出費への備えなど) 40~50%
・余裕資金(定期預金や日常生活のためのお金) 20〜30%
上記は目安の割合です。
「結果」
K様は弊社とともに、売却資金の内訳を具体的に整理し、査定価格から諸経費を差し引いた上で、 約3割を住み替え費用(引っ越し・敷金・家具家電購入など)に、半分を老後資金として確保し、2割は余裕資金とするプランを立てられました。
その後、売却活動を行い、ご実家はわずか2ヶ月半で成約。
K様のご実家は数年前にお父様のため、一部をバリアフリー仕様にリフォームを行っていたこともあり、すぐに買い手が見つかりました。
プランを立てていたこともあり、予算内で住み替え先の賃貸マンションに引っ越し、コンパクトながら快適な新生活をスタートすることができました。
K様は「お金の使い道を明確にしたことで、気持ちにもゆとりが持てた」とお話しされ、
奥様も「将来の生活設計が見えたことで、不安よりも安心が大きくなった」と笑顔でおっしゃっていました。
岡山市にお住まいのE様が、
「思い出の詰まった実家を売却し、心の整理と住み替えを実現できた事例」
お客様の相談内容
●売却物件 概要
| 所在地 | 岡山市東区 | 種別 | 一戸建て |
|---|---|---|---|
| 建物面積 | 135.03m² | 土地面積 | 310.27m² |
| 築年数 | 52年 | 成約価格 | 850万円 |
| 間取り | 6DK | その他 | ― |
●相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は岡山市にお住まいの60代E様です。
E様はお母様の介護のためにご実家で生活されていましたが、先日お母様が亡くなり、現在はお一人でお住まいです。
E様には遠方に住むお兄様がいらっしゃり、お兄様はご実家について、築年数が古く、老朽化も進んでいることから「売却して早期に手放した方がよい」と話しています。
また、「母さんの介護を任せてしまったから、実家の売却益は全部Eに相続してほしい、その資金で住み替えをしたらいいのでは?」と提案もされていました。
しかし、E様にとってご実家は家族との思い出が詰まったかけがえのない場所だったので、しばらく保有しておきたいと考えていますが、お兄様の意見も一理あるため、とても悩んでいます。
E様は第三者の意見を参考にしたいと不動産会社へ相談してみることにしました。
解決したいトラブル・課題
課題
思い入れのある実家に住み続けるか売却して住み替えるか悩んでいる。
不動産会社の探し方・選び方
E様は近くの不動産会社にいくつか訪問し、その中で
・しつこい営業をしてこなかった
・自分の気持ちに寄り添った提案をしてくれた
上記2点で「ここに相談したい」と感じたウェーブハウスに相談することにしました。
E様の「トラブル・課題」の解決方法
E様のお話を詳しく聞いたところ、お兄様から住み替えを提案されているものの、「思い入れのあるご実家を簡単には手放せない」と悩んでいらっしゃいました。
E様のご実家を調査したところ、老朽化が進み、今後も住み続けるにはリフォームや修繕を行う必要があり、お兄様のおっしゃるとおり「住み替え」を行う方が適切な判断だと思われます。
1.「住み替えのメリット」
たとえご実家を手放すことになっても、そこに刻まれた思い出は自分の中にずっと残ります。
まず大切なのは、「家を手放すこと=思い出を失うこと」ではないと受け止めることです。
区切りとして今後の新しい生活を考えると良いでしょう。
住み替えにはさまざまなメリットがあります。
〈住み替えのメリット〉
・ご実家の維持費や修繕費などがなくなり、自分のために使える費用が増える ・今の自分の生活スタイルに合った快適・安全・便利な暮らしができる ・親族と近居・同居しやすくなる(家族との距離感の調整ができる)
「結果」
E様は、弊社との話し合いを重ねる中で、 「思い出は家の中ではなく、自分の心の中に残るもの」という言葉に背中を押され、 最終的にご実家を売却して住み替えることを決断されました。
ご実家は現状では買い手が現れにくいと判断し、弊社で買取することになり、その資金の一部を活用して、E様は市内中心部にある賃貸マンションへ住み替えられました。
E様は「新しい住まいでの生活を始めてから、気持ちが前向きになりました。新しい環境の中で、今まで気づかなかった楽しみや出会いも増えています。」と笑顔でお話しされていました。